記念樹、手形や足形、はたまた生まれた時の体重と同じテディベア・・・
子供が生まれた時ってみなさん誕生の記念品を買うようで、色々検索しているとやっぱりそういう品を求めている人が非常に多いようです。
僕も執筆時時点で出産予定まで後1週間弱になる妻がおり、毎日毎日あと少しに迫った我が子の誕生に大きなワクワクと同じぐらい大きな不安を抱きながらその時を待っている状態です。
今日は今の僕がそうであるように、親になる為には誰しもが経験する我が子の誕生を記念する品について候補の一つに、”ギター”という選択肢を選んだお話をさせて下さい。
誕生記念品という素敵な文化
記念品って正直なんでも良いと思うんです。
例えば僕は今回記念品を考えるまでは、ざっくりと誕生記念=記念樹かテディベアかな?と思ってました。
この辺は割と誰でも聞いた事あると思うので僕も世間一般並の考えしかありませんでしたね笑。
やっぱり自分と同じだけ年齢を重ねた記念樹ってとても素敵だと思うし、自分が生まれた時と同じ体重のテディベアって大きくなった時に「あ、自分ってこんな重さで生まれたんだな」って実感出来ますしね。
僕はまだまだ我が子の誕生前なので親にすらなっていませんが、予想の段階ですが親側としては我が子の成長を見守ると同じく記念樹の成長を見守ったり、我が子の出産時の体重を模したテディベアを抱き上げる度にセンチメンタルな気分になると思います笑。
記念品より子供へ、という意見
色々調べていくなかで「記念品なんて親のエゴ、だったら子供にその分お金を掛けてやるべき」という意見も拝見しました。
これはこれで別に間違いじゃないと思います。
僕はそういう記念品ってありませんし、だからといって「俺には無いし・・・」なんて悲しい気持ちになることは一切ありません。
そう、100%親のエゴだと僕も思います。
だからこそ、なんでも良いと思うんです。
別に記念樹じゃなくても、テディベアじゃなくても良い。
例えばアクセサリー作りが趣味の人は記念に自分が作った世界で一つのオリジナルアクセサリーでも良いですよね。
もちろん将来子供にプレゼントするという選択肢もありますし、大事にリビングに飾っておくでも良い。
記念品っていうのは祈りや願いを込める側が勝手に思うだけで、本当に大切なのは記念品を作るなり買うなりして祝う気持ちなんじゃないかなと思います。
子供の教育費や健康の為の予防接種代を削らなければならない、という状況は論外ですがそうでなければ記念品は素敵なものになると思っています。
子供の誕生記念品にギターという選択肢
さて、冒頭で触れた通り今回僕は自分の子供の誕生を祝う為に、子供の生まれ年と同じギターを買うという選択肢を選びました。
僕のブログを以前から読んで下さってる方はご存知かも知れませんが、ミュージシャンと言う職業柄たまたま意識がそっちに向いただけっていうのは大きいです笑。
今回僕が選んだギターはいわゆるエレキギターです。
エレキギターって楽器に興味が無い人はとても機械的な物に見えるかも知れないんですが、構造って凄くシンプルで弦の振動をピックアップっていう部品で電気信号に変えてアンプで音を出すっていう構造です。
で、エレキギターの9割以上は木材なんですね。
もちろん塗装もされてますし各所に様々な金属やプラスチック、はたまた動物の骨から作ったパーツなんかが埋め込まれているんですが、当然木材だから生きてるんです。
・・・という表現をすると語弊があるかも知れません、少なくともギターが大きくなったりする訳ではないですから笑。
でも湿気を多く吸えば木材は膨張しますし、逆に乾燥すると縮こまってしまいます。
良くギターで”ネックが反る”なんて言い方をしますが、上手に管理された楽器は弦の張力との絶妙なバランスで10年でも20年でもネックが反らずに長い間綺麗な音を出し続けてくれます。
そういう意味で、僕は子供の生まれ年になる2018年製のギターを購入しようと思いました。
多分発想は記念樹と一緒ですね、形が違うだけで。
プレゼントは多分20年後、そして言わない
今回の記念品としてのギターですが、多分僕の子供がそれを知るのは恐らく20年後です(そう言えば成人の年齢って18歳に引き下げられるから成人式も18歳になるなら18年後かな・・・?笑)。
もし成長していく過程でギターに興味を持ってくれれば成人のお祝いとして「君と同じ年に生まれたギターだよ」という形でプレゼントしようかなと思っています。
仮にそれ以前に自分用に買ってもらったギターだって知ったら、場合によってはプレッシャーになると思いました。
「親が生まれる時にギターを買った、これは自分は期待に応えて興味ないけどギター弾かなきゃ」なんてもし思ったとしたらそれこそ目も当てられません。
親が期待するのは勝手ですが、その期待を押し付けてしまっては子供にとってはただの圧力。
だから僕は子供にはこの事をプレゼントするその日まで言うつもりはありません。
知っているのは僕と妻、そして今これを読んで下さっている読者の方々だけです笑。
ギターに興味がなかったらそれはそれでOK
という事で、プレゼントを考えてはいますがもし仮に子供がギターに興味を持たなかったらどうするか。
その場合は僕が一生の思い出の品として弾いていくと思います笑。
場合によっては子供がこの事実を一生知らないまま、という可能性も十分あり得るんですが別にそれはそれで良いです。
僕が子供の誕生を心の底から祝って用意したという事実は変わりないですし。
もちろん一番良いのは子供がギターに興味を持ってくれて、将来プレゼント出来る事ですがそこはあんまりこだわっていません。
それに仮にプレゼントした後どうしようが本人の自由だと思っています。
例えば本当にお金に困って売ってしまった、とかでも本人の役に立ったならそれはそれで全然OK。
よくあるじゃないですか、ピンチの時にお父さんが残した物を売ってなんとか再起、そこから大成功みたいな笑。
そんな大それた話は極々一部でしょうが、そうなってくれれば価値あるかなとも思います。
良い父親になれるかどうか分からない だから想いを品に託す
こんな事言うと怒られるかも知れませんが、僕は正直良い父親になれる自信がありません。
と言うか、正確に言うと分かりません。
僕は残念ながら良い父親に恵まれなかったので、本当のところ良い父親ってどういう存在なのか良く分からないんですよね。
あんまり重苦しい話をしてもしょうがないんですが、幼少の頃は何度も殺されかけて病院送りにされたし虐待に虐待を重ねて育ちました、よくある話です。
正直今こうして生きてるのも不思議と思えるぐらい当時の小学生以下の年齢で毎日死を覚悟して生きていたので、僕の中で父親って機嫌をなるべく損ねないようにする対象なんですね。
母は一生懸命身を粉にして働いてなんとか僕たちを食べさせようとしてくれましたが、それも父親が奪ってギャンブルなのかなんなのか知らないですが使ってしまう日々。
当然僕らは食べるものも無く、冗談でもなんでも無くティッシュを食べて生きた日もありました。
これは正直今思い出しても本当に恥ずかしくて情けなくて惨めな記憶です。
で、僕は”血筋”って物に基本的に全く興味がないんですが、反面その父親の血が僕の中にも流れている事に嫌悪感を覚えています。
ぶっちゃけ言ってしまえば僕自身ががそういう人間にならないか、家族を困らせ裏切る人間に本当にならないのか?
自信があるか無いかで言えば無いです。
だからこそ、今この瞬間にそう想っていると心の底から誓える証として形ある記念品を、そして僕のアイデンティティでもある楽器を選ぼうと考えました。
そのギターを見ればいつでも今この瞬間の僕の想いがきちんと思い出せるように、その想いを託されるギターや貰う側の子供には迷惑な話かも知れませんがそんな想いもちょっと込めています。
子供に選んだギターのお話 世界で1本だけのギター
暗い話はここまで!ここからは楽器に興味無い方にはちょっと分からない部分もありますが、なるべく噛み砕いてお話して行きます!笑。
まずそもそも何故ドラムでもベースでもキーボードでも無くギターなのか、です。
これは単純明快、どんな楽器やっていてもギターって便利だからです。
ギターって単音でも和音(複数の音)でも演奏出来るんで曲作ったりするのに使えるし、ドラムは幅を取るので大変。
キーボードも単音和音もちろん弾ける万能な楽器なんですが、木材ではないのでやっぱり生きてる感があるギターの方が良いかなと思いました。
ではベースはと言うと、ベースも和音出せますが仮に曲を作ったりするようになれば弦6本あるギターの方がより多くの和音表現ができます(ベースも5弦や6弦、はたまた8弦なんてのもありますが弦が太く複数弦は抑えづらいですし、低音で音の輪郭があやふやになりやすいのでギターに比べれば和音を弾くという行為は苦手です)。
僕自身がベーシストですが、曲作るのは圧倒的にギターの方が多いですからね笑。
そんなこんなで、木材で共に成長するギターを選びました。
ギター選び
今回のギター選びはとりあえず予算100万円以内と決めました。
まあ100万あれば大半のギターは買えるしな・・・というところで笑。
他に重視した点は、
- 2018年製造である事
- ストラトキャスターという形のギターである事
- なるべくオーソドックスで奇抜ではないカラーリングである事
- 出来れば大量流通品ではなく、世界に1本だけであれば尚嬉しい事
この辺を条件としてピックアップし楽器屋さんに伺いました。
2018年製のギターである事
まず2018年製である事、これは絶対に譲れない点でした。
店員さんと色々話をする中で、1本凄く素敵なギターがあったんですが残念ながら2017年製。
2017年製でも2018年に買った、という事で妥協するという事も出来ましたがどうも自分の中で腑に落ちないのでこれは辞めました。
やっぱり今回はアニバーサリーを強く意識した品であるので、絶対妥協したくないですし最も妥協してはいけない部分かなと思いました。
ストラトキャスターである事
次いでギターの形、こだわったのはストラトキャスターというギターの形です。
エレキギターって一口に言っても本当に色々な形があります。
メジャーなところだと多分ギターと聞いて多くの人が想像するであろうGibsonのレスポールタイプ。
バンドアニメで有名になったけいおん!の平沢唯ちゃんが使ってるあのギターです。
僕はレスポールを所持していないので参考画像がちょっと遠いんですが、こんな感じのボディシェイプ(正確にはこのギターもシェイプが似ているだけでレスポールではないですが・・・画像では色が白色ですがメジャーどころはチェリーサンバーストという色です)。
他にも本当に多岐に渡る形状やモデルがあるんですが、このレスポールと対を成すギターといえばFenderのストラトキャスターです。
正直このギター形状はどちらにも良さがあるんですが、僕が個人的にストラトキャスターが大好きなのであんまり迷わずにストラトキャスターになった感があります笑。
奇抜なカラーリングではない事
ギターって本当に多くのカラーがあります。
メジャーな赤や青、黒や白等々挙げればキリが無いですし、例えばボディ全体にラメが入ってたり中には暗闇で光るとか、LEDが内蔵されていて暗いところで光らせれば模様が見えるとか・・・。
でも今回は誰でも使えるような色を考えていました。
となるとストラトキャスターでは非常にオーソドックスなカラーであるサンバーストが筆頭でした。
こちらの画像は僕が所持しているFender Japan製のオーソドックスなストラトキャスターですが、サンバーストってこういう感じの色ですね。
サンバーストはストラトキャスターのアイコン的カラーリングですし、老若男女問わず使えるカラーですからね。
あんまり奇抜な色を選択すると、貰った本人が好きじゃなかったらな・・・というのが最大の懸念ですしね。
世界に1本だけのギターである事
これは最初出来れば、という条件に入っていました。
というのも今回のこの記念品を思い立ったのが出産予定日まで残り2週間程度と迫った段階だったので、フルオーダーしている時間はありません。
確実に世界に1本だけにするにはフルオーダーという選択肢が一番ですが、残念ながらその猶予が無い中での楽器選びだったので”可能であれば”というところに候補として挙げていました。
最有力候補になったFender Custom Shop Master Built Series
そんな条件で色々吟味していると、今回のコンセプトにピッタリ一致するシリーズがありました。
それがストラトキャスターを製造しているFenderから出ている、Fender Custom Shop Master Built Series。
ざっくりかいつまんで説明すると、このギターは世界で最も有名なギターメーカーであるFenderに所属する超一流のギター職人が1本1本手作りで制作しているというもの。
世界に10人前後しかいないマスタービルダーと呼ばれるギター職人の作品です。
一部のハイエンドギターを除き、通常楽器屋さんに並べられるギターは通常複数の人の手で作られるものです。
中には工場で大量生産されているものもありますし、中々世界で1本というものにはなり辛いですね。
それに比べMaster Built Seriesは木材の選定から加工まで基本的に全て1人の職人によって行われます。
同じコンセプトに基づいて複数のギターを制作するというものではなく、基本的には世界中の楽器屋さんなんかが「こういうギターを作って欲しい!」とオーダーを出して制作するという形なので文字通り世界に1本だけのギターになります(当然マスタービルダーの方々が各々作りたいギターを作ってそれを楽器屋さんが買い取り売るという形もあります)。
どうでしょう、もし2018年製造のマスタービルダー作ストラトキャスターがあれば最高の選択肢だと思いませんか?笑。
という事で今回はこの2018年製造マスタービルダー作ストラトキャスターを見つける旅になりました。
今回選んだ子供の誕生記念ギター
全部で10店舗以上、渋谷やら川崎やら銀座やらと色々な楽器屋さんを巡って納得の1本を見つけました。
せっかくなので、ご紹介したいと思います。
Kyle Mcmillin作 50’s ストラトキャスター
こちらが今回購入したギター。
見れば分かる通り、全くサンバーストカラーじゃありません笑。
カラーで言うとTyger Eye、オーソドックスなカラーとは言いづらいですが非常に綺麗なギターです。
ボディの表面に使われている木材はキルテッドメイプル、ネックにはローステッドメイプルを使用して僕個人はメイプル材が大好きなので僕の好みも非常に合致しています笑。
金属パーツ類にゴールドを使用し、ルックスは全体的なトータルバランスが非常に美しい1本。
このギターには非常にインスピレーションを感じました。
銀座の山野楽器本店で展示されていたギターなんですが、このギターの製作者はKyle Mcmillinというマスタービルダー。
実はカイル氏は今年2018年4月にマスタービルダーになった方なんです!
そしてこのカイル氏は先述した凄く気に入ったけど2017年製のギターだったというストラトキャスターの製作者、シニアマスタービルダーであるYuriy Shishkovのお弟子さんになります。
このギターも本来であればユーリ氏に制作を依頼したギターだったんですが途中まで制作したギターをユーリ氏がカイル氏に制作を譲り完成した、いわばユーリ・シスコフとカイル・マクミリンの共作。
通常ギター1本全てを1人で完成させるマスタービルダー製品の中では非常に稀との事でした。
こちらがギターに同梱されている発注の為のオーダーシートになります。
通常のギターではオーダーシートなんてお目にかかれないのでちょっとドキドキします笑。
よく見るとMasterbuilderはカイル氏の名前が記載されていますが、Customer P.O.はユーリ氏の名前になっていますね。
オーダーシートにはマスタービルダー自身の手書きメモ等もあり、まさしく世界に1本だけのギターである事が実感させられます。
このギターの購入を決定づけたのが、このギターが事実上カイル氏のデビュー作品のうちの1本である事。
もちろんマスタービルダーになる以前もユーリ氏の元で技術を磨いていて数多のギター製作に携わっていますが、マスタービルダーデビュー作というのは世界に1本しかありません。
通常ギターは何本か制作した物をまとめて発送するので正確に1本目かどうかはなんとも言えませんが、4月デビューで制作日が6月28日と3ヶ月弱だと考えると、デビュー作のうちの1本で間違いないでしょう。
そう、2018年に誕生する子供の記念品である2018年製のギターを、2018年にFenderマスタービルダーになられた方が制作したデビュー作である。
なんか凄く偶然感ありませんか?笑。
最終的に色々話を聞いて、購入を決めた時には「これだ、これしか無い!」と思いました。
ちなみに購入価格は約120万円。
少々予算はオーバーしましたが、こんなにぴったりなギターは他に無いし今買わないと絶対に後悔すると思ってその場で購入しました。
Fender Master Builtの認定証付き
このギターはFender Master Builtの認定証がついています。
FenderのCustom 50’s Stratocaster NOSというモデル名、シリアルNo.KM1009というギターになります。
- Fender Custom (Shop)制作
- 50’s Stratocaster(50年代ストラトキャスターをベースにした)
- NOS(New Old Stock)
モデル名はこんな感じの意味です。
NOSはざっくりいうと、「50年代のギターをそっくりそのまま再現したけど普通考えられる経年劣化(ボディの傷や金属のくすみ、サビ等)は再現していないよ」という事。
50’s、60’sギターは新品でもあえて古く見えるようなレリック加工をしたモデルもかなり人気がありますので、あえて最初からそういう加工をしていないよっていうモデルになりますね。
マスタービルダーのサインとシリアルNo.はボディ裏にあるボディとネックのジョイント部分のプレートにも刻印されています。
シリアルNo.はKM(Kyle Mcmillin)1009なので、通常で考えれば9本目のギターなんですがそれが完全に制作順なのか、はたまたカイル氏が気に入った順なのかそれは誰にも分からないっぽいですね笑。
更にギターのヘッド裏にもMaster Built Seriesの証であるマスタービルダーのサインが入っています。
本物の証、という訳ではないですがやっぱりそう思える部分があるのは嬉しいですね。
また、ちょっと裏話的ですが購入した山野楽器さんでちょっと嬉しい経験が出来ました。
それがこちらの認定証とは別のFenderの保証書。
見れば分かる通り、現時点で名前も日付も入っていません。
通常楽器屋さんで購入時点で埋められるはずの部分ですが、今回色々事情を話しているうちに「もし可能であれば、日付は子供の生まれた日付を書きたいのですが可能でしょうか?」というお話をさせて頂きました。
恐らく通常では保証の日付を明確にする為にダメだと思うんですが、マネージャーさんが特別に許可して下さいました。
僕のわがままを聞いて下さって心から御礼を申し上げましたが、この場を借りてもう一度御礼申し上げます。
更にこの2018という数字の後に続く日付を書くために書いたペンも下さいました。
「書いたペンが違ってしまうと不自然になってしまうので良かったら使って下さい!」とおっしゃって下さり、今後買いたいブランドの楽器が山野楽器さんで扱っていたら山野楽器さんでお世話になろうと決めた瞬間です笑。
100円そこらで買えるなんてこと無いペンかも知れませんが、僕にとってはそれ以上に素敵な価値があるペンになりました。
ちょっと大げさかも知れませんが、もしこのギターを譲るその日が来たらそんなエピソードも「君が生まれた事を色んな人が祝ってくれたんだよ」という話をしてあげられればな、と思っています。
世界で1本だけのギターを生まれくる君へ
今回はちょっと通常で考えても中々高いギターを選択しましたが、実は楽器のオーダーってブランドにこだわらなければ20万円ぐらいで出来たりもします。
我が家の場合は僕がバリバリの楽器奏者なので子供も興味を持つ可能性が高い事もあってギターという選択肢をチョイスしましたが、記念品の形って本当に人それぞれだと調べるうちに強く思いました。
そして僕の場合はそれが楽器だった事、そういう選択を出来る状況下にあった事も感謝しなければなりません。
別に子供にギタリストになって欲しいとかじゃなくて、日常に音楽を嗜むというエッセンスがもし加わってくれれば嬉しいなーぐらいに思っています。
そして僕自身が、このギターをこの目で見るその度に我が子の誕生と今回の想いを強く思い出すはずです。
子供にとって良い父親になれるかどうかは分からないけれど、少なくとも愛する妻が命をかけて産んでくれた子供に対する想いを。
決して安くない記念品の形ではありますが、こんな形もあるよという参考になれれば幸いです。
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