- FXはレバレッジをかけるから危険
- FXはただのギャンブル、投資じゃない
- FXをやるぐらいなら株のほうが良い
- FXで破産したと聞いたからやらない方が良い
皆さんFXになんとなくこんなイメージを持っていませんか?
ろくに調べもせずなんとなく聞きかじったイメージを信じているなら申し訳ありませんがただの知ったかぶりです。
もちろんちゃんと理解した上で「それでもやるべきではない」と思ったのならそれは良いこと、問題は知らないのに知ったような顔でいることです。
FXは危険でギャンブルなのか
結論から言うと「FXは危険でギャンブルにもなり得るし、資産を積み上げる投資にもなる」です。
FXというと○○ショックで一気に数千万円失ったとかレバレッジをかけすぎて大きな借金を背負ったなんて聞きますが、その人達がやっているのはただのギャンブルです。
そしてそれを聞いた人は「FXは危険でギャンブル、投資なら株のほうが良い」と理由も根拠もない話をそこら中でしているのが現状。
素晴らしい切れ味を誇る包丁で切ったお刺身は美味しいですが、使い方を間違えれば人の命を奪うことに繋がるのと同じようにFXもやり方を間違えればただのギャンブルになります。
レバレッジは危険?
例えば日本国内は25倍、海外では200倍や1,000倍とレバレッジをかけて取引できるのがFXの特徴です。
例えば10万円を投資資金にした時、国内では最大250万円分取引ができるようになります。
このレバレッジが大きければ大きいほど危険と煽る投資家やWebサイトがありますが、これは大きな誤りです。
レバレッジは本来少ない資金で効率よく取引できるようにする武器の一つに過ぎず、基本的にはこの数字が大きければ大きいほど資金効率がよくなります。
そしてレバレッジは100%自分でコントロールできる部分、「はい、あなたは○○倍で取引してくださいね」と決められている訳ではないですよね?
例え最大1,000倍のレバレッジがかけられる口座であっても、自分の意志で3倍程度や200倍までにしておこうと決めることができます。
即ちレバレッジ=危険は自らの投資資金に応じて適切なレバレッジを設定できない「ただのギャンブルをやっている投資下手な人が言っている」だけなのです。
FXはただのギャンブル?
価格が上に行くか下に行くかを予想して取引を行う、これがFXです。
上か下かランダムだからFXはギャンブルである、巷で言われているFX=ギャンブルの理屈はこうです。
もしこれを本気で言っている人間がいたら、それはただの勉強不足です。
例えば円がドルに対して安くなる、高くなるというのはその時によりますがちゃんと理由があります。
そしてその理由(=市場心理)は全てチャートに示されています。
FXはこれからチャートがどうなるか、言い返せば市場心理がどう動くのかを予想して取引することになりますが、この予想を「なんとなく上だろうな」とか「だいぶ高いからきっと売られるだろうな」という根拠がない予想を元にやっていたらそれは本当にただのギャンブルです。
これは後述する株や投資信託も含めて全ての投資に言えることで、上か下かのコインの表裏当てゲームで勝っていける訳ないですよね。
具体的にFXで勝っていくためには、手法はそれぞれありますがチャートのパターンから今後の値動きを予想するテクニカルや各国の経済指標や市場動向を見極めて予想するファンダメンタルズで理論立てて投資する必要があります。
FXより株のほうがいい?
FXを否定する人の多くは「FXより株のほうがいい」と言う人がよく現れます。
- レバレッジは危険だから株のほうがいい
- 企業が倒産しない限り株は無価値になることはない
- 株は持っているだけで配当がある
よく聞くのはこの辺でしょうか。
レバレッジに関しては先程申し上げた通りですし、なんなら株にも信用取引というレバレッジをかける制度があります。
倒産や配当に関しては、逆を言えば「企業が倒産したら株券はゴミになるし配当は業績が悪ければ落ちたり無くなったりする危険がある」と言えます。
決して株取引を否定したい訳ではなく、どの投資にもリスクがあるよねという話。
例えば過去高配当で人気があった東京電力は、東日本大震災における福島原発の一件で2011年以降10年以上配当が出ていません。
当時1株2,000円程度だった株価は執筆時現在1株500円と1/4程度まで値下がりしています。
他にも2010年に日本航空(JAL)が倒産した時、2010年1月初めには1株90円程度の価格でしたが1ヶ月後には1株1円に暴落しその後上場廃止となりました。
このように、リスクはFXであろうが株であろうがあるということ。
そして適切なルールを決めて取引することで、FXであろうが株であろうが大きな損失を出さずに取引することができます。
FXのほうが向いている人、株のほうが向いている人という適性はもちろんあると思いますが、FXより株のほうがいいとか逆にFXのほうがいいというのは単純には言えません。
FXで破産?
○○ショックで数千万円の借金を背負った等の話ばかりが拡散されて悪いイメージがあるFXですが、僕から言わせればそういう人たちがやっていたのは投資ではなくギャンブルです。
これは国内取引所の追証というシステムが原因で、急激な価格変動で証拠金が不足してその分を入金してくれと証券所に言われたが払うことができない=その分が借金ということになります。
つまるところ、こういう人たちは「価格が○○に達したら損切りをする」という反対注文をしていなかったことになります。
反対注文が入っていないということは価格が自分のポジションと逆行すればどこまでもお金は減っていきます、当たり前ですよね。
FXで毎月安定的に利益を上げて生活しているトレーダーは100%この損切りの反対注文を入れています。
もっと言えば損切りはどこで利益確定するかよりずっと大事です、それをやらないで価格が逆行して借金を背負った!FXはダメだ!なんて申し訳ありませんがただのバカです。
FXを危険なギャンブルにしないために
ここからはFXを危険なギャンブルにしないためには具体的にどうすべきか、解説していきます。
根拠の無いトレードをしない
まずはこれ、上か下かどっちに売買するにしても根拠がないトレードをしないことです。
僕は基本的にチャートの形から今後の値動きを予想するテクニカルのトレーダーなのでテクニカル前提でお話しますが、例えばチャートには売買シグナルと呼ばれる形がよく現れます。
三尊天井や逆三尊、ダブルトップ/ボトム等種類はありますが、そういうシグナルをしっかり確認して取引します(もちろん三尊やダブルトップ/ボトムだけでは勝てませんよ!)。
- なんとなく上がりそうだから
- 大きく下がったから戻すだろう
- 価格が高すぎるから下に行くだろう
こんなのはなんの根拠にもなりません。
実際にチャートに現れるチャートパターン、なるべく長期足でのトレンド等をしっかり把握して取引することを徹底してください。
例えばこれはユーロドルの15分足チャートですが、なんとなく三尊っぽい形を作っているように見えたとします。
では「三尊だ!売っておけばいいや!」と適当に右肩天井辺りでショート、真ん中の高値よりちょっと上に損切りを置いておくとします。
結果どうでしょう、一旦は下がりますがネックラインを抜けられず大きく上昇して損切りラインを超えていますよね。
このように適当にチャートを見て「○○って形だから○○だな」という薄っぺらい根拠では絶対に勝てません。
無理なレバレッジをかけない
海外には1,000倍や条件付きではありますが5,000倍のレバレッジで取引できるような口座も存在します。
だからといって1,000倍や5,000倍で取引しなきゃいけない訳じゃありません、その範囲内なら自分の自由にレバレッジを設定できます。
自信がありリスクリワードが極端にいい場合に限ってレバレッジを高くする等の選択肢を取れるようにしておき、普段は自分が許容できる損失をしっかり設定しそれを元にレバレッジを設定します。
この話は次の損切りラインの話とも密接に関わってきます。
損切りラインを決めてからエントリーする
損切りはエントリーする時に絶対に設定しておきましょう。
「今の資金は○○円、1回のトレードで○万円までなら損失を許容できる。つまり今ここでエントリーして損切りラインまで下がった時に○万円損失という形にする。」
これをしっかり計算できるようになりましょう。
例えばこのチャートはドル円の4時間足チャートですが、ロングエントリーしたいとします。
画像上の赤い線を下回れば上昇トレンドが終了すると予想して損切りをこれの少しした、例えば140円に設定したとしましょう(この赤い線は説明のために適当に引いただけでなんの根拠もありませんよ!)。
今現在50万円の資金があり1回のトレードの損失許容が5万円として、現在価格142.611から140円までのおよそ260pipsを損切りに設定します。
例えば人気のFX口座であるXMでトレードした場合、およそ260pipsで5万円の損失で収まるように計算すると大体0.19lotでエントリーすればいいということになります。
このように、エントリーする時には損切りラインが明確に決まっていることが当たり前です。
逆を言えば「損切りラインが決まっていないのにエントリーするのはただのギャンブル」と言えます。
レバレッジを元に損切り価格を出すのではなく、損切り価格を元にレバレッジを決めるのです。
絶対に借金を負いたくないなら海外FX口座を利用する
上述した損切りラインをちゃんと設定できれば国内口座の追証だって決して怖くありません、追証になるようなレベルでトレードしなければいいんです。
それでも万が一が怖いのであれば、僕は海外FX口座をおすすめします。
海外FX口座には追証という概念がなく、代わりにゼロカットというシステムがあります。
ゼロカットは証拠金が一定の割合まで下がったらポジションを強制決済し、万が一証拠金を下回った場合でも0円以下は0円として処理するシステムのことです。
つまり損切りの設定をしておらず1分に100pips以上急激に変動し万が一口座残高が-30万円になってしまったとしても、それは0円として処理され-30万円分は帳消しになります。
人気が高いXM Trading、GemForex等は全てこのゼロカットシステムで運用されているので、どんなことがあっても借金になることはありません。
以下の記事で海外FX口座でリスクを減らし利益を出す具体的な戦略を公開しています。
XM TradingやGemForexは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。情報商材には手を出さない
投資ジャンル、株にしろFXにしろ仮想通貨にしろそこら中にいるのが情報商材屋です。
彼らは必中の手法とか確実に勝てるとか甘い言葉で数千~数万円、時には数十万円の情報商材を買わせようとあの手この手であなたを誘惑します。
断言します、彼らの情報商材を買うぐらいならそのお金でちゃんとトレードして学んだ方が100倍良いです。
確かに中にはちゃんと使える手法があるかも知れませんが、大半は適当な耳障りの良い言葉が羅列してある価値のないものです。
FXはチャートに全ての答えが詰まっています。
僕はテクニカル重視(と言うかほぼ100%テクニカル)ですが、ファンダメンタルズも最終的にはテクニカルに織り込まれます。
チャート上に答えがあるのに、なぜわざわざ高いお金を払ってどこの誰かも分からないような人間が作った商材を買うのか僕は理解できません。
情報商材に高いお金を払って、その分を取り返そうとトレードして損失を出したトレーダーは多分腐るほどいます。
皆さんにはそうなってほしくありません。
情報商材はほぼ100%役に立ちません、もし今なにか買おうと思っているなら絶対にやめてください。
FXは危険?ただのギャンブル?正しい知識で誤ったイメージを正そう まとめ
FXは巷で言われるイメージばかりが先行し、ただただ悪く言われることが非常に多いです。
実際にやり方次第ではそのイメージ通りになってしまいますが、これは投資じゃなくてギャンブルをやっている人たちのこと。
しっかりとチャートを分析し、どのように値動きが進むのかしっかりと認識した上で最大損失を事前に決めておきどの根拠で利益を確定させるのか。
これらを勉強して初めて少しずつ利益が出せるようになります。
FXを投資にするのもギャンブルにするのも皆さん次第。
今FXをやっていて勝てていない人はまず間違った行動をやめましょう。
FXをやっていないけどどうせギャンブルでしょ、という人はまず認識を改めましょう。
その上でやるやらないを決めるのはもちろん自由ですし強制しませんが、しっかり学んでいけば毎月少額だとしても利益を生むことができます。
また先述したXM TradingやGemForexの場合、自己資金0で口座開設時に貰えるボーナスを使ってトレードを体験することができますし、もちろんこのボーナスを使って得た利益を出金することもできます。
まずはXM TradingやGemForexで口座開設してみて、トレードを学んでみてください!
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