光という目に見える形はスマートホーム化の最も身近で便利さを実感する部分です。
スタンドライトを差し込むコンセント部分をIoT化するHS105のような製品もありますが、実は電球そのものがIoT化した製品が既に沢山あるんです。
その中でもTP-Link社が販売しているスマートLEDライト、KL130を実際に使って行きたいと思います!
電球がIoTになる
KL130は先述した通り、電球そのものがIoT化している製品です。
では電球そのものがIoT化すると一体どんな得があるのか・・・?
一般的なスマートホーム化で受けられる恩恵
まず考えられるのは一般的なIoT機器を導入したスマートホーム化で受けられる恩恵があげられます。
例えば日の出と同時に最大出力で点灯する事で、従来の目覚まし時計のように音だけではなく光で目を覚ましたり、逆に例えば23時を過ぎたら自動消灯して強制的に寝る体制づくりを行う事ができます。
他にもスマホを持っている状態で自宅に近づけば点灯する、のような使い方も可能ですね。
IFTTTで自由自在に!
もっと便利に使いたければIFTTT(イフト)という仕組みを使う事で可能性を無限に広げられます。
- 外の天気が雨なら青色点灯する
- 新規メールが届いたら点滅させる
のような、「○○だったら○○」というような条件下で動作させる事ができます。
この仕組みがIFTTT、IF This Then That(もし、これなら、そのとき、これする)という条件を設定する事でIoTデバイスは真価を発揮します。
今まで光は「明るく照らす」事が目的と言うか存在価値でした。
それがIoTの発展で「状態を表す」事が可能になりました。
一昔前の折りたたみ式携帯電話(ガラケー)なんかは、着信や未読メールがあると本体のランプがピカピカ点滅してお知らせしてくれましたよね?
ようはアレと一緒で、何かしらの変化を電球の色や点滅によって教えてくれるんです。
もちろんどのように通知するか、例えば何色に光るのか等は自分で設定出来るので可能性は無限大!
詳しい仕組み、設定は一先ず置いといて「そういう事が出来るんだな」と思っておいて下さい笑。
TP-Link KL130
そんなスマートライトの中でも信頼性があり比較的安価な製品がTP-Link社製KL130です。
LED対応E26口金
KL130はスマートLEDライトで、E26口金という電球の中でもかなり幅広く使われているサイズです。
市販されているシーリングライトやスタンドライトの電球はE26が事実上スタンダードな大きさなので、多くのスタンドライト等に使い回せるのが良いですね。
汎用性がある事に加え、当然LEDなので長寿命です。
1600万色から好きな色を選択出来る
KL130はマルチカラー電球なので、先述したIFTTTで制御する事はもちろんスマートフォンアプリ上から自分が好きな色にリアルタイムに変更する事ができます。
これにより例えばリビングでは白熱球色、ダイニングでは電球色、赤や青と言った基本的な色から微妙なニュアンスの色までを間接照明として使う等非常に幅広い使い方が可能。
もちろん色だけではなく明るさ調整も可能なので、自宅の雰囲気作りに最適です!
色調が不要なら安価なKL110を選ぼう
このKL130の最大のウリはなんと言ってもこの1,600万カラーに及ぶ自由なカラーリング設定です。
ただし自宅内では色設定が不要な場所もあるはず。
特にダイニングやキッチンなんかは料理を美味しく見せる為にも電球色が好まれますよね笑。
という事で色調(色の変化)が不要な方はKL110がオススメです。
実売価格もKL130の半額近いですし、色調以外の機能はKL130と全く同一です。
Wi-Fiルーター以外の追加機器が不要
基本的にご自宅に2.4GHz(IEEE802.11 b/g/n)に対応したWi-Fiルーターがあれば追加の設備は一切不要です!
一般的に家庭に普及しているWi-Fiルーターはほとんど2.4GHzに対応しているのでまず問題ないでしょう。
逆に5GHz帯は非対応なのでご注意下さい。
超人気スマートライト、PhilipsのHueシリーズの場合全ての機能を使うためにはブリッジと言われるハブが必要になるので、その点TP-Link社製品はコストを下げる事が可能です。
商品価格自体もHueシリーズよりTP-Link社製品の方が安価ですしね・・・笑。
基本操作は全て専用アプリから
点灯/消灯、明るさや色の変更、日の出/日没時の自動点灯/消灯等基本的なアクションは全てスマホの専用アプリKasaから行えます。
KasaはiOS/Android両対応なので基本的に今普及しているスマホであれば全てOK。
Kasa Smart
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初期設定が必要になりますが、数分で終わる程度ですしアプリ上の指示に従うだけで簡単に設定できます。
詳しくは以下の記事にまとめてあるので合わせてご確認下さい!
スマートスピーカーに標準対応
TP-Link社製品は基本的にAmazon Alexa、Google Home、LINE Clovaといったスマートスピーカーに標準対応しています。
我が家ではAmazon Alexaを各部屋に設置しているので、例えば「アレクサ、寝室の照明をつけて」とか「アレクサ、リビングの電球の色を青にして」といったような音声コントロールが可能。
スマートスピーカーはIoTと非常に相性が良く、その場に居ながらリモコン操作もスイッチ操作も不要で機器を操作出来るので是非導入を検討してみて下さい!
我が家ではEcho DotとEcho Showを使っています。
画面があるかないかの違いなので、音声コントロールをしたいだけなら安価なEcho Dotの方が良いですね!
僕は画面が必要ない寝室でEcho Dotを、Echo Showはニュースを聞いてると聞き逃しが心配なリビングや書斎で使用しています。
寝室のスタンドライトにKL130を設置
僕は今回KL130を3つ購入し、寝室で使っているこちらのスタンドライトに設置してみました!
以前からこのスタンドライトは間接照明として普通のLED電球を使っていたのですが、このスタンドライトがIoT化する事で驚くほど便利になりました。
日の出で自動消灯、日没で自動点灯
明るい昼間に間接照明はあまり意味をなさないですし、何より寝室は昼間基本的にあまりいない部屋なのでついている事にメリットが皆無です。
という事で日の出と同時に消灯し、日没と同時に点灯するように設定しました。
これによって無駄な電力削減、LED自体長いですが電球の無駄な寿命消費も少し抑えられますね笑。
僕は自宅内でKL130の他、スマートプラグHS105に接続したリビングのスタンドライトも同様の設定をしています。
外の天気を電球の色でお知らせ
今回の肝はこっちです!
実は先程の日の出/日没の操作は一番上の電球だけ除外してあります。
というのも、一番上の電球は明日の予報に合わせて電球色を変えるIFTTTアプレットを設定しているんです。
僕が住んでいるのは40階台なので、外で雨が降ってるかどうかわかりにくいんですよね・・・笑。
多分降ってないだろう!と高をくくって外に出ると実はパラついてた、みたいな事が結構あるので天気をお知らせするIFTTTを導入してみました。
- 晴れなら赤色
- 曇りなら緑色
- 雨なら青色
という設定で、天気予報を見なくても朝目が覚めたらチラっと電気を見るだけで天候把握が可能。
もちろん眠りを邪魔しないように最小の明るさで、といった設定も可能です。
当然下の2つも個別にIFTTTアプレットを設定することもできますが、寝室で把握したいのって天気ぐらいかなーと思ったのであえて設定していません。
我が家はマンションなので24時間ゴミ出しができますが、戸建て家庭だと例えば燃えるゴミを出す日だけ赤くする、のような設定もありですね!
僕が使っているようなスタンドライトのように複数個電球が設置できるものであればその数だけ通知をすることができますが、あんまり多すぎても「えーっとこれは何の色だっけ・・・」となるので3個程度がオススメです笑。
間接照明だけじゃなく、天井のシーリングライトもこのように電球が設置できるものなら同じように個別に通知設定をする事ができます!
妻の部屋の設置してあるこのシーリングライトも同様に個別に電球を設置できるタイプなので、いずれこれもスマートライト化してみようと密かに企んでいます・・・笑。
KL130で光の通知を楽しく便利に
スマートLEDライトKL130で色調変化による見た目の美しさはもちろん、IFTTTを活用した光の通知を受ける事で便利になりました。
光というのは部屋の印象を大いに変える、インテリアとしても非常に重要な要素です。
テレビを見る時は明るく、リラックスしたい時は光量を抑えて温かい色に。
スマートホームの目に見えて便利な部分、IoT化した明かりを是非楽しんでほしいなと思います!
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