iPhone 8以降のiPhoneシリーズをはじめ、今や当たり前になったワイヤレス充電(Qi)。
有名サプライメーカーのAnkerを筆頭にデスク上や部屋で使うワイヤレス充電器はかなり普及していますが、車載用充電器はまだまだベストバイと言える製品が見つからない状態。
そんな中、色々比較して2019年ベストバイと言える車載用ワイヤレス充電器が見つかりました。
その名もXMNX-WW CC、徹底的に掘り下げてレビューします!
車載ワイヤレス充電器 XMNX-WW CC
XMNX-WW CCは最大出力10W、最新iPhone 11シリーズのワイヤレス充電上限である7.5Wにも対応した車載用ワイヤレス充電器です。
様々な車のダッシュボードやエアコン吹出口に取り付け可能で、自動開閉や縦/横自在のホルダー採用とこれでもかと機能を詰め込んだガジェットです。
出力10W/7.5W/5W
充電速度に直結する最大出力は10W、例えば国内版のSAMSUNG Galaxy S10は15W対応なので10Wを超える端末だと最大速度は出せません。
しかし利用ユーザーが非常に多いiPhoneシリーズは最新のiPhone 11シリーズを含め全て最大7.5W。
iPhoneのワイヤレス充電において、高速な充電が期待できます。
僕はiPhone 11 Proを使っているので7.5W高速充電!
様々な状況で設置可能
XMNX-WW CCは製品に2つの取り付け部品が同梱されていて、車の形状に合わせてダッシュボードかエアコン吹出口どちらか選択して設置することが可能です。
ダッシュボード上はダイレクトに運転中の視野を狭めてしまうのでエアコン取り付けの選択肢があるのは良い事ですし、特殊な吹出口の形状だとどうしてもダッシュボードしか選択肢が無いので、両方選べる点はユーザーとしてとても嬉しいですね!
タッチセンサーと赤外線による自動開閉
スマートフォン本体をホールドするアームの自動開閉に対応しています。
目の前にスマホをかざすと自動的に開いてスマホをセット、取り出す時は本体左側にあるタッチセンサーに触れると再度自動で開きます。
どちらの場合も2秒程度で自動的に閉じるので、自分で閉じる操作は一切必要ありません!
また、開閉時の駆動音(モーター音)はほとんど聞こえないぐらい静かです。
縦横自由に設置OK
スマホを設置する本体部分と、ダッシュボードやエアコン吹出口に取り付ける設置部分の2つのパーツに分かれています。
この2つのパーツはボールジョイントシステムで結合する形になるので、360°自由な角度で設置が可能。
特にスマホをナビとして利用すると横方向の方が使いやすいことがありますし、縦方向だと車のスイッチを塞いだりレバーに当たったりと物理的に干渉してしまう場合も方向を変えると大丈夫な場合もあります。
ケーブルはUSB Type-Cを採用
ここが個人的に決め手になったところなんですが、ケーブルにUSB Type-Cを採用しています。
僕が使っているiPhone 11 ProはLightningケーブルなのでもちろん差して使えませんが、僕が所有するMacBook Proをはじめ様々なデバイスがUSB Type-C化しています。
にも関わらず今からわざわざmicroUSB端子の物を選ぶのはあまりにもスマートじゃない。
という事でケーブルの使い回しができるようにXMNX-WW CCを選びました、USB Type-C採用は個人的に凄く嬉しい部分です!
ちなみに車にUSB端子が装備されていない場合、シガーソケット装着できるUSBチャージャーがおすすめです。
僕は安心のAnker PowerDrive Speed 2を愛用しています。
USBチャージャーは汎用性が高いのでQuick Charge 3.0(QC3.0)対応の物がおすすめ!
XMNX-WW CC レビュー
早速XMNX-WW CCを車に取り付けてみました!
僕はTOYOTAのヴェルファイアという車に乗っています。
ヴェルファイアはダッシュボードの位置が少し高めで、ダッシュボードに設置するとかなり圧迫感があり運転中の視野も狭まり危険なので僕はナビ横のエアコン吹出口に取り付けました。
ここのエアコン吹出口は送風を上下調整するパネルが奥まっているのですが、操作レバー(縦に伸びるレバー部分)にエアコン取り付けパーツを設置しました。
ハンドル左手のワイパー操作レバーと少し近いですが、僕の車はオートワイパーでこのレバーを操作する事はまず無いので特に問題ありませんでした(普通に操作する分には問題ない程度の余裕はあります)。
今まではコンソールボックスからケーブルで繋いでその辺にポイッと置いていたんですが、車に乗る時=ここにスマホがあるという状態を作り出せたので非常に満足しています。
自動開閉の操作性
昔使っていたスマホホルダー(充電機能が無くただホールドするだけ)は一々アームを手で広げなければいけなかったので、これが自動になるって凄く便利ですね!
車に乗ったらスマホを近づけると本体前面にある赤外線が感知して自動で開くので、後はそこに置けば勝手にホールドしてくれる手軽さは地味ながら革新的だなと思いました笑。
もちろんスマホを置いた状態だと赤外線出力部分が隠れるので、運転中誤作動で勝手にホルダーが開くという事もありません。
取り出す時は本体左側にある銀色の部分をタッチすればOK。
最初のうちは位置が見えないのでこの部分をタッチする事ができない事もあったんですが、慣れてくると一発で取り出しできます。
アーム
アームは最大9.5cm程度開き、ほとんどのワイヤレス充電対応のケースでOK。
例えばかなり大型のiPhone 11 Pro Maxの場合横幅が約7.8cmなので、かなり横に厚いケースでも大丈夫です。
背面にカード入れ等が無ければ手帳型も問題無いでしょう(もちろんケースそのものがワイヤレス充電が大丈夫な物に限ります)。
僕はとってもスタイリッシュでおしゃれなDeff Etanze Hybrid Caseを使用していますが順調に充電できています。
ホールド力
アームのホールド力はかなり計算されているなと感じました。
ちょっと強めのブレーキ程度じゃ落ちたりする気配もありません(多分結構急ブレーキでも大丈夫だと思います)。
アームを開かずに手で取ることもできる程度の力なので思いっきり締め付けてる訳ではありません。
自動開閉はエンジンがかかっている場合のみ使えるので、もしスマホを取る前にエンジンを切ってしまっても問題無く取り出せます。
LED
本体前面に青色の薄いLEDが配置されていて、夜や建物内で暗い車内でも問題無く場所を確認できます。
薄いLEDなので仮にスマホを忘れて設置しなくても邪魔になるような明るさじゃない点も良いですね(左側のナビ画面の方がよっぽど明るい事が分かると思います)。
もちろん運転中はスマホの背面に隠れて一切LEDは見えません。
冷却ファン
正直役に立っているのかイマイチ分からないんですが、冷却ファンがついていて充電中本体を冷やしてくれるそう。
と言っても自宅でAnker PowerWave 7.5 Standを使用してワイヤレス充電していても熱を感じた事は1度も無いので、まあ気休めにはなるかな・・・?程度です笑。
ただし僕はまだワイヤレス充電を秋~冬の寒くなってからしか使っていないので、夏場に本領発揮するかも・・・!と今から少し期待しています!
XMNX-WW CCのデメリット
非常に充実した機能を持つXMNX-WW CCですが、もっとこうなれば・・・!という点もあります。
自動開閉が高速だと反応しない
これは滅多に無いんですが、タッチセンサーで開いてスマホを取り出す→「やっぱり使わないや」と自動で閉まった直後に赤外線にかざす。
これだと反応せずすぐには開いてくれません。
とまあそんな場面もほとんど無いので、大人しく数秒まってもう一度かざしています。
使っている間に何回あるんだ!というレベルの低頻度ですし、高速で置いたり取ったりする事は想定されていないでしょうからあえて言うなら、という部分ですね。
タッチセンサーの位置は見えるところの方が便利
慣れると一切問題無いタッチセンサーですが可能なら例えばアームを触れば開く、とかの方が便利だったかなと思います(画像は左側面から撮影、アーム下の銀色の長方形の部分がタッチセンサー)。
もちろん本体内部の配線やセンサーユニットの配置等で技術的に難しかった可能性はありますが、慣れるまでは手探りです。
と言っても1~2日もあれば十分慣れます、これもあえて言うならレベルですね笑。
アロマ機能はいらない
アロマボックスがついていて、アロマスティック等を入れる事で車内の空気を快適に。
ほーうなるほど、そりゃまたおしゃんてぃーな・・・
い、いらねー!!!!
今の時代無香が主流ですし、その部分いらないからもっとコンパクトにと思ってしまいます・・・笑。
車載ワイヤレス充電器はXMNX-WW CCでOK!
総合評価:
タッチセンサーの位置に多少の慣れは必要ですが、それもすぐ慣れるのでXMNX-WW CCは間違いなく2019年車載ワイヤレス充電器のベストバイと言えます(アロマボックスはいらないけど笑)!
特に今後標準になるであろうUSB Type-Cをいち早く取り入れている点は非常に素晴らしいですね。
最大10WとiPhone以外のAndroidスマホでも高速充電可能、設置場所も様々な車で利用できるよう2種類から選択できるのでほとんどの車で問題無く使えます。
ドライブ中の快適な充電のために、是非取り入れて下さい!
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